野菜栽培は、まず温度管理が欠かせません。品種により植え付けする時期・気温などを理解したうえで植え付けましょう。年々野菜苗の販売時期が早くなり、まだ寒い3月上旬に店頭に並んでるケースも見かけます。寒い時期に耐える種類のものもありますが、多くの品種は寒さ対策が必要です。
下記にて品種別に耐寒性(寒さに強い)かの度合いを簡単にまとめてみましたので、参考にしていただき植える時期や寒さ対策をお考えください。
野菜苗を植える前に、土の性質を良く知っておきましょう。
まず土壌の酸度に注意しましょう。多くの野菜は酸性土壌を嫌い、弱酸性からやや中性に近い土壌を好みます。
露地の畑では野菜を作るたびに酸性土壌になる傾向がありますので、畑を耕す前(抵触する1週間程度前)に、畑全体に石灰か苦土石灰を霜が降りた程度(1平方メートル当たり200~400g程度)にまき、良く耕します。(石灰は土壌を酸性から中性へと改良してくれます)
適切な土壌は有機質をたくさん含んで水はけ、水持ちが良く、肥料養分に富んでることです。しかし、肥料分が多すぎると根を傷めることや花は咲くが実が結実しないこともありますので、適度に施しましょう。
品種により根が深く土に入るタイプ(トマト、ナス、ハクサイなど)があります。
このようなタイプは、20~30cmの深さに溝を掘って堆肥・肥料(元肥)を入れて耕します、溝を土で埋めてその上にうねを作ります。
また、キュウリ、カボチャ、スイカなどの根が浅いタイプの野菜の場合は、元肥は広く、浅く施してください。
追肥は野菜の生育に応じて、植え付け後15~20日目ぐらいに施し、以後20~30日に1回くらい施します。最初は株元に、2回目以後は株からだんだん離れるように施します。
冬から早春にかけて寒さから作物を保護し、作物が育つよう対策をします。
対策方法はトンネルやホットキャップなどがあります。冷たい風に当たると急に枯れてしまったり、しおれたりしますので注意しましょう。注意するのは水を与えるのが少し難しいところもあります。
ポリエチレンのフィルムを土の表面に密着させてうねに敷き詰めることを「マルチング」といいます。マルチングには、地温を高める・土壌の水分が蒸散しない・肥料分の流亡が少ない・土がはねないので病気にかかりにくいなど、広範囲に効果があるので様々な野菜栽培に使われるようになりました。
また、敷わらなども、土壌水分を保持や雨などで土ハネが作物の下葉(したば)に付かないなどの効果があります。ナスなどの夏野菜の土壌の温度を下げる効果もあります。
栽培する野菜に応じ、ツルや枝を切り姿を整えることを「整枝」。余分な芽を取り除くことを「摘芯」といいます。
これらの作業は野菜の種類や栽培の方法で主枝を何本伸ばすのか、側枝は出すのか、芽は摘むのかなどが決まります。
一般に、強い整枝、摘芯は生育の初期に行い、生育の後半は軽く行います。
ベランダ菜園などでは、蜂などの飛来がなく花芽を受粉できなくて実がならないケースがよくあります。
果菜類は特に人工受粉が必要となりますので朝の早い時間に受粉しましょう。
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