三輪素麺(みわそうめん)は、奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産されている素麺(そうめん)で、三輪地方は素麺発祥の地とも言われています。
良質な小麦と水、古くからの水車の発達による優秀な製粉技術、適度な気温と風など、すべてにめぐまれており、細く腰の強い素麺が早くから製造されてきました。
現代では、種々の開発の波に洗われ、その条件はかなり変わってきつつありますが、気候風土と受け継がれた伝統、適度の機械化より、製造量では他に劣るものの、質の良さでは追随を許さず、全国的に有名な素麺です。
我が国ではじめてお茶が栽培されたのは、大同元年(806年)に弘法大師が唐から種子を持ち帰り、佛隆寺の開祖堅恵大徳に与えて、現代の奈良県宇陀郡榛原町赤埴の地に播種したのが最初だと伝えられています。
奈良大和高原(奈良市東部山間・山添村・天理市東部山間・室生村)、特にこの地域は標高300m以上あり、朝晩の温度差が非常に激しく、お茶の生育が非常にゆっくりと育ちます。
そのためお茶のうまみが非常に多く含まれます。ただ、生産量は全国でベスト5~6位でありながら大和茶がブランド化されなかったのは生育期間が長いためにお茶の葉の肉厚がよく製茶されると太めの姿になってしまいます。従来細かく細いお茶が高級とされた時代、どうしても大和茶はその姿に難点がありました。
ゆっくりと成長する大和の国のお茶は、その分味も濃厚で従来大和茶は他のブランド茶の味付用として合葉されていたと聞いています。
そんな味わい豊かな大和茶を是非ご賞味してみてください。
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